ア　異常気象の状態及び運行状況を旅客に周知せしめる。

イ　次の場合は運行を中止すること。

(ア)　風速が20メートルをこえるとき。

(イ)　降雪多量のため視野を阻害されるとき、又は積雪氷結により危険が予測されるとき。

(ウ)　降雨多量のため視野を阻害されるとき、又はこれにより道路崩壊等の危険が予測されるとき。

(エ)　濃霧のため視程が30メートルに達しないとき、又はこれにより安全運転が困難と認められるとき。

(オ)　運行途中において前各号の状態が発生したときは、乗務員の判断により運行を中止させること。

ア　運行の管理者は乗務員の過労を十分考慮し、勤務当番表を作成しなければならない。

イ　運行の管理者は乗務員の健康状態の把握に努め、特に飲酒、疾病、疲労等により安全運転をすることが出来ないおそれのある運転者を乗務させてはならない。

ウ　運行の管理者は、乗務員が健康その他の理由により安全運転をすることが出来ないと認めたときは交替運転者の手配をしなければならない。

ア　原則として個人別に行うものとする。

イ　当該運行の出発30分前までの間とする。

ウ　運行指令室その他運行の管理者が場所を指定して行うこと。

エ　仕業点検結果の確認をすること。

オ　運転者より疾病、疲労、飲酒等の心身状況を聴取するとともに外観的健康状態及び服装を観察して服務の適否を確認すること。

カ　健康状態が仕業に不適切と認め、又はその旨本人から申し出があつた場合には実情を判断して代務運転者、その他の適当な処置を講じ、その者を乗務させないこと。

キ　天候、道路状況、作業内容、本人の勤務状況及び生活状況等に照らして安全運行に必要な指示注意を行うこと。

ク　運転免許証、作業日報その他業務上定められた帳票、必要な金銭、携行品の有無をただすとともに乗務記録(運転日報)、自動車検査証、自動車損害賠償責任保険証等を運転者に渡すこと。

ケ　当該運行中の車両、身体及び道路の状況等報告すべき事項を具体的に教示しておくこと。

コ　点呼の結果は、具体的に点呼記録簿に記入し、運行の管理者が交替する場合は引継ぎを確実に行うこと。

ア　帰着後速やかに行うこと。

イ　運行指令室その他運行の管理者が場所を指定して行うこと。

ウ　終業点検表を提出させ、車両、道路及び運行の状況について報告を受けること。

エ　前項の報告に基づき、安全運行を確保するため必要と認めた事項について注意、指示をあたえること。

オ　乗務記録その他業務上定められた帳票、金銭及び携行物品を提出させ、これを点検し確認すること。

カ　車両の鍵、自動車検査証、自動車損害賠償責任保険証を返納させること。

キ　翌日の勤務等について指示を与えておくこと。

ク　報告事項は具体的に点呼簿に記入し、運行の管理者が交替するときは引継を確実に行うこと。

ア　出先出勤となる場合の仕業点呼は、電話、その他の方法により必要な指示を与え、その乗務員が最初に総務課へ来た時点において改めて第4号に準じ仕業点呼を行う。

イ　出先宿泊となる場合は、電話その他の方法により前号の終業点呼を行う。

ア　記録の内容について検討把握し、運転者に対し必要な指導を行うこと。

イ　乗務記録の保存期間は1カ年とする。

ア　停留所の名称及び位置並びに隣接する停留所間の距離

イ　標準の運転時分及び平均速度

ウ　道路の主な勾配、曲線、半径、幅員及び路面の状態

エ　踏切、橋梁、トンネル、交差点、待避所等、運行に際し、注意を要する箇所

オ　その他特に運行の安全を確保するために必要な事項

ア　事故の調査、原因の究明

イ　事故防止対策の研究指導

ウ　事故の統計、分析

ア　死傷者の応急手当、病院収容

イ　死傷者又は相手方の住所、氏名の確認、家族への通知、遺留品の保管

ウ　所轄警察署、その他関係機関への連絡