R7年度 東 ひろみ 先生 総評

 今年も、ひちそう写真コンテストに力作が集まりました。
 豊かな自然と人が魅力の七宗町。
 ここで出会った素晴らしい瞬間に心を躍らせ、その想いをどう表現するか、工夫を重ねて撮影されたことでしょう。
 どの写真からも、撮る人の「温かいまなざし」が感じられました。
 来年もさらに応募作品数が増えることを期待しています。

【一般部門】

令和7年 最優秀賞

ガラス玉に映る飛水峡(藤田弘)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
エメラルドグリーンの飛騨川の流れと新緑のコントラストが美しい季節。
雄大な飛水峡をギュッと閉じ込めて逆さまに写し出したガラス玉の物理的な効果が、なんとも面白い写真です。大自然に囲まれた七宗町の風景を神秘的に表現されました。

令和7年 優秀賞

夢を乗せて(加納福明)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
保育園の運動会での一場面。晴天の青空と色とりどりの風船が鮮やかです。
町の宝物である子供たちの夢をのせて風船は、ふわり、ふわりと空へ飛んでいく。
そんな様子を見守っている、みんなの笑顔がとっても素敵です。
町の明るい未来を願う作者の想いが伝わります。

令和7年 入選

笑顔でジャンプ!春の喜び爆発!(朝日政利)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
満開の桜の下で元気いっぱいジャンプ!春の喜びが全身からあふれています。
この特別な時間は、子どもたちが大きくなっても忘れられないことでしょう。
一生の思い出に残る最高の笑顔が撮れました。

始動雪の朝(日比野義孝)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
雪深い山里の夜明けに、ひとつ、人の明かりが灯り始めたワンシーン。まだ暗い中、雪の降る中で撮影されたとのエピソードに作者の情熱を感じます。
高級感のあるプリントの効果でより美しく仕上がっています。

令和7年 佳作

雪の飛水峡(武市鉄夫)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
春から秋にかけて行楽客が多く訪れる飛水峡ですが、雪景色もまた絶景。鉄道を遠目に見る人気のフォトアングルの眺めも違った趣きがあります。白銀の飛水峡を幻想的に写しています。

旅情(丹羽明仁)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
「旅情」をテーマに七宗町を撮り続けられている丹羽さん。深緑の山々と谷を流れる川を背景に、満開のツツジの花の間を颯爽と走り抜ける特急「ひだ」を絶妙なタイミングで撮影されました。

【スマホフォト部門】

令和7年 最優秀賞

アカヤシオんたけ(傍島菜々子)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
アカヤシオの花は4月~5月が最盛期。山頂にまだ白い雪の残る御嶽山とピンク色の花が美しい写真です。スマホでも、高倍率でこれだけ綺麗に撮れるとは驚きです。

令和7年 優秀賞

龍門寺総門の上に 龍が!!(伊藤益朗)

〇審査委員長 東ひろみ先生のコメント
言い伝えが残る彫龍が施された龍門寺総門の上空に龍の形の雲が現れました。
天に向かって昇る龍は成功や成長を意味する縁起物。自然が生む一瞬の造形を見事に捉えました。