七宗町校務DX計画

1. 目的

七宗町の学校における業務の効率化、教育の質の向上、生徒・教職員・保護者間の連携強化を目指す。

2. ビジョン

最新のデジタル技術を活用し、七宗町の学校が先進的な教育環境を提供するモデルケースとなることを目指す。

3. 目標

1. 校務のペーパーレス化と効率化
2. 教育データの統合と分析による個別化指導の実現
3. 教職員の業務負担軽減
4. 保護者とのコミュニケーション強化
5. 生徒のデジタルリテラシー向上
6. 次世代の校務システムの導入に向けた検討

4. 施策

4.1 校務のペーパーレス化と効率化

  • 電子承認システムの導入:書類の電子化と承認プロセスのオンライン化を進める。
  • デジタル出席簿・成績管理システムの導入:出席管理、成績管理をデジタル化し、教職員の負担を軽減。
  • オンライン会議システムの導入:教職員間の会議や連絡をオンラインで行うためのシステムを整備。
  • FAX及び押印の見直し:DocuWorks()の導入。町教育委員会から慣行の見直しを依頼するなど継続的な働きかけ。

4.2 教育データの統合と分析

  • 学習管理システム(LMS)の導入:学生の学習進捗をリアルタイムで把握し、個別指導を実現するためのLMSを導入。
  • 教育データ分析ツールの導入:データに基づいた教育の質向上を図るため、教育データの収集・分析ツールを導入。

4.3 教職員の業務負担軽減

  • AI支援ツールの活用:授業準備や評価業務を支援するAIツールを導入。
  • 業務効率化ソフトウェアの導入:書類作成、スケジュール管理などの日常業務を効率化するためのソフトウェアを導入。

4.4 保護者とのコミュニケーション強化

  • コミュニケーションプラットフォームの導入:保護者と教職員、生徒が円滑にコミュニケーションできるオンラインプラットフォームを整備。
  • 保護者向けポータルサイトの構築:学校からの連絡事項、イベント情報、成績情報などを確認できるポータルサイトを構築。

4.5 生徒のデジタルリテラシー向上

  • ICT教育の強化:プログラミング教育やデジタルリテラシー教育のカリキュラムを充実させる。
  • デジタルツールの活用推進:タブレットやPCの活用を推進し、日常的にICTに触れる機会を増やす。

4.6 次世代の校務システムの導入に向けた検討

  • ゼロトラストセキュリティの考え方に基づき、アクセス制御によるセキュリティ対策を十分講じたうえで、校務系・学習系ネットワークの統合を目指す。
5. 実施スケジュール
  • 第一段階(2024年度):基盤整備(ネットワークの調査)
  • 第二段階(2025年度):タブレット端末の更新、システム運用開始、教職員トレーニング実施
  • 第三段階(2026年度):運用状況の評価、改善点の洗い出し、全校への展開
6. 予算

具体的な予算案は、詳細な計画策定後に設定。

7. 成功指標
  • ペーパーレス化の進捗率
  • 教職員の業務時間削減率
  • 教育データ活用による学力向上率
  • 保護者からのフィードバック
  • 生徒のデジタルリテラシー向上度
8. 継続的改善

実施後のフィードバックを基に定期的な見直しと改善を行う。

この計画を通じて、七宗町の学校がデジタル時代に対応した教育環境を提供し、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目指します。